マリオット チタンエリートになって他人の振り見て我が振り直す

SPGの頃から15年間で500泊以上を主にシェラトンとウェスティンホテルに泊まってきた。

去年初めてチタンエリートになったが、プラチナとの違いはさほど感じない。

私はホテルに対してもプラチナだからとかチタンだからとか偉そうに要求などはしない。あくまでも、ご褒美としての優遇であることが分かっているから。スイートにアップグレードしてもらえることも朝食がついていることもホテル会員制プールやジムが使えることも『権利』ではないからだ。

それなのにフロントで大声で『不当な要求を繰り返して』粘っている人はみっともない。

家内が京都の新築三井ホテル(ホテルザ三井京都)に泊まって、横柄な振舞が目立つ客が多くて嫌だったとこぼしていた。

私もお気に入りの神戸ベイシェラトンのジムでとんでもない振る舞いをするホテル宿泊客に出会った。ホテル会員制のスポーツジムをゲストとして行儀よく使える人だからホテルゲストにも利用させているはずなのに、それが分かっていない。

どうやらクレジットカードの紹介キャンペーン(自らのブログ等で宣伝してクレジットカードを紹介することによって一人紹介する毎に紹介者である自分自身が3万ポイント+を稼ぐこと)や100円でも買い物の度にポイントを貯めてそれをより交換率の高い方法でエアマイルやホテルポイントへとの裁定取引(と言うより単なるせこいポイント亡者)で膨大なポイントを貯めるのが流行っているようである。

そのポイントを活用して無料で高級ホテルに泊まり、宿泊実績を稼いで、いつかはエリート会員になるのが彼らにとって『修行』だそうだ。私にはただの愚行としか思えないが。。。

昔、私たちがSPGを利用し始めた頃は、ポイント無料宿泊はエリート会員の宿泊実績にならなかった。SPGがマリオットになってからは、ポイントで無料宿泊ができ かつ 実績になるようになったので『ポイント錬金術』に拍車がかかっているようだ。

そこで、以前ならお金を支払ってまで泊まれないような本来は一流ホテルに相応しくないような(お金を出せる『成金』ではなく)『成ポイント』人が大挙して高級ホテルに陣取るようになった気がする。

マイルごっこが流行ってから、国際線のファーストクラスのラウンジを席捲した場違いなマイラーたち。あの『セコイ』雰囲気を醸し出し、料理や酒を馬鹿飲み食いしている落ち着きのない貧相な連中が、ホテルのラウンジやロビーやジムにも現れはじめている。笑顔で譲り合いや気配りもできなければ、リーダーとしてのカリスマ性もないような人が、どんどん現れている。そんな感じがする。以前ならホテルやファーストクラスのラウンジには成金とか本物の政財界のリーダーのような人たちが陣取っていたので、その両方を見学しているだけで楽しかった。 でも、ポイント錬金術師たちの立ち居振る舞いは見るだけで気分が悪くなる。

今年もコロナ禍だから私は出張もないし旅行もしないのでホテルにはしばらく行かない。今日もこれから、代わりにイノシシ撃ちと罠回収に行く。 野生の動物観察のほうがずっと楽しい。 キョウビのラウンジでの人間観察よりも。

同級生の何人かにこの話をしたら、『その通り、同感だ』そうでした。 いかがでしょうか?

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プロフィール
元銀行員 元ヒコーキ野郎 元会社経営者

『忠臣蔵』で有名な播州の片田舎に住むGOING GREENな農民。 趣味は狩猟・射撃・釣り・カヌー・ヨット・航空機操縦・アマチュア無線JE3LJK・薪ストーブ。 ヨットで日本一周、シングルハンド世界一周を目指しています。  最近特に凝っているヨットを中心に、日頃の感謝とボヤキを綴ります。少しだけ政治や世相も批判しますがどうかお許しください。

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