(横浜のホテルから、写真中央に風力発電所が見える、日本全国風力発電だらけになるのかな?)
江の島はほぼ25年ぶりの訪問。マリーナも昔の面影は全くなく随分キレイになってました。特に衛生設備(トイレ・シャワー)が良くなってました。
1980年代に銀行のヨット部(当時は小椋佳さんが部長)が江の島で活動していた。その時に幽霊部員だった私は1回か2回だけは江の島に来たはず。銀行辞めて独立した後1990年代のバブル崩壊後に旭硝子のヨット部からほぼ新艇スナイプを、住友電工の役員だった方からご紹介いただいて譲り受け、そのまま江の島のヨットハーバーに2年ほど置いていました。(でも当時は会社を立ち上げた頃でとても忙しくて自分で乗ったのは2年間で2回だけでした。そのスナイプはたまたま江の島で知り合った学生さんに2年間無償でずっと使ってもらいました。そしてその後、その元学生さん10年ぶりにご結婚して住んでいる中国から電話があったりして、自分は乗らない乗れないディンギー繋がりでいろんな巡り合わせがありました。と思い出に浸る老人なのです。)
さて、本題、今回はレースの後に、イルキャンティカフェ に行きました。予約する際に電話で問い合わせたらエスカレーターに乗れば10分ですとのことだったので レース後にシャワーを浴びて気軽にマリーナから出発したのですが、大きな失敗でした。パールレースでみんなが全く眠らず23時間貫徹なので、エスカーまであんなに歩くとは、そのエスカーも途切れ途切れで3回も乗り換え、都内の長い1本エスカレーターを想像していたのでびっくり。荷物担いで歩いて上ったり下ったりのほうがパールレースよりも辛いとみんな不機嫌に。
私の描いていたレース後の冷房のきいた部屋で、眼下に続いてゴールしてくるヨットを眺めながら タゥドラコニスの2022年パールレースLine Honours(22時間21分15秒でファーストホーム一番乗り)の祝杯を上げるはずだった画は崩れました。 あんなに歩いて登るとは全く知りませんでした。私は店選びを完全に誤りました。誤りました。
同時に、江の島内のレストランが25年前と違ってあれほど良くなっているとは知らなかった(四半世紀も経っているのだから変わっていて当たり前なのに年を取ると10年前のことでも昨日のように錯覚するのです。恥)のです。 こんななら、わざわざ島のてっぺんに行かなくても ハーバーから駅までの間に感じが良さそうなレストランが道べりに、昔あった魚屋のところに 代わりにたくさんできているではないですか。。大いに反省。
【景色も食事もワインもとても良かったです(owner/skipperご馳走様です)が、それよりも疲労困憊後の灼熱地獄の登頂が修行のようだった。なぜここを選んだのとみんな私を見つめて表情で訴えていました。穴があったら入りたかった。余りのショックで料理の注文もちゃんとできなかったレストラン・ホテル手配担当の私。
イルキャンティカフェは過酷なヨットレース後ではなく、観光で江の島に家族で来て、神社に参拝して ゆったりとした時間と景色を楽しみながら お食事するお店としては良いと思います。】
食事のあとレース艇メンバーは三々五々帰路へ。私は新幹線ですぐに帰宅するのではなく、横浜みなとみらいのホテルで1泊して飛行機で帰ることに。
私の家は、過疎の田舎で 電車も汽車も通っていないのです。 新幹線で新大阪経由で帰るにしても、路線バスもほとんど走らず、新幹線とJR福知山線や高速バスの乗り継ぎなら恐ろしくエネルギーを浪費します。 でも、自動車なら中国自動車道のお陰で高速で伊丹空港から自宅まで30分か40分なので 東京からの移動にはJRよりも飛行機のほうがずっと便利なのです。
今回は出発は電車で近鉄宇治山田駅まで行きましたので 伊丹空港に車がないので 翌日家族に大阪伊丹空港まで迎えに来てもらうことに。
昨日早朝のレース最中に海面すれすれから見上げた富士山と違って 今度は上空から富士山を見下ろす。両方とも素晴らしい景色。日本に生まれて良かった。
(迎えに来てくれた家族と伊丹空港4Fのノースショアというハワイ風レストランに行ったが外れでした。おいしくない。最低のお店でした。高いだけ。須磨ヨットハーバーにも同じ名前ノースショアがあるが、こちらも高いだけであまり行きたくないお店。)
去年ちょうど同じ時期に3日間自艇の徳島県阿南市橘湾から兵庫県姫路市的形までトラブルだらけの単独回航した。あのときのあの暑さを覚えていたので、暑さが苦手な私は体力が持たないのでレース艇の江の島から新西宮間回航は遠慮させていただきました。それは正解でした。こんなハチに刺されて毒が残っているかもの?弱った体で回航したら間違いなく熱中症になったはずでしょう。
横浜に泊まって感じたこと
1.横浜駅からホテルまでタクシーを利用。横浜東口のタクシー乗り場が5車線で、客がわざわざ歩いて乗り込むことになっていてびっくり。(老人になって歩けなくなったら奥に止まっているタクシーまで荷物を持ってたどり着くのは大変だなと)
2.荷物があると やっぱりホテルから羽田空港までは空港バスが便利。ウェスティンホテル横浜から国内便JALまで35分。楽ちん。
3.JALに2年半ぶりに乗ってびっくり。東京大阪便なのに行儀よく飛行機から降りるようになっていた。前から順番に降りる。昔は大阪便は 着陸すると とにかくすぐにシートベルトを外して 後ろの席なのに 先に降りようとする非礼な人が多かったが、コロナのおかげで順番に前から気持ちよく降りるようになっていた。
4.ふたたびアジアからのインバウンドが増えているようで、ホテルのラウンジで子供がキャッキャッと走り回っているのに止めようともしない中国語をしゃべる親たち。インバウンドに支えられなくても大丈夫な日本経済にしてほしい。
5.もともとJAL18時発だったのに、JGCカウンターに導かれて12時30分の便に気持ちよく変更してくれた。さすがJAL。出発時間の20分前の12時10分に空港に到着したのに ヨット用のナイフがあるから手荷物で預けるにもかかわらず スムーズ対応していただきました。(座間味レースのときにナイフを預ける手荷物にしなかったために大切なナイフを破棄処分された友人がいましたから、気を付けました。機内持ち込み荷物にはいかにヨット用でもナイフはダメですから、搭乗まで時間がないと破棄処分しか選択できなくなるそうです。)
6.ホテルのプールで泳ごうと思って水着を借りようとしたら、コロナだからと貸してもらえなかった。ヨットレース後にホテルに泊まるかもというときには、水着とキャップとゴーグルをバッグに入れておくようにしヨット。
さぁ、早く江の島の昇り降りの疲労から回復して 今週こそ、炬口(たけのくち)に自艇の整備に行かなければ。
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