昔、JALで羽田・伊丹を週何回も往復していた。
最終便に乗ろうと急いで空港に滑り込んで保安検査場に。私のポケットにスイスアーミーナイフが入っていて、ピーと鳴って怪しい人物となる。
保安検査場担当者に 刃渡りが短いので銃刀法にも反しないし航空危険物扱いにはならないと諭していたら(★当時は短いナイフ持ち込みは全く問題なかったから)、
『私は運輸省の者です』と言って、厚かましくも 勝手に仲裁に入ろうとしてきたヤツがいた。
私はそいつを睨みつけて、
『私は自家用機のパイロットで、銃刀法にも詳しい鉄砲撃ちでもある。そしてJALの株主でもある。あなた方 運輸省の連中は 公的でなく完全に私的な用事でも 無償で飛行機に乗させるように航空会社に圧力をかけているだろう。今日もタダで乗ろうとしているのか! そのタダ乗り運輸省が株主の私に何を偉そうに言おうというのか。このナイフの持ち込みが禁止と言うなら どの法律法令に反しているのか その条文を言え』、
『運輸省なら名刺を出せ』とすごんでやった。
そうすると そいつは名刺も出さずにそそくさと逃げていきやがった。
『根性のない小役人め』と捨て台詞で、スイスアーミーナイフを持ったまま機上の人になれた。
(もちろん、今は昔と違って、特にANA操縦室でのあの無残な刺殺事件などのハイジャックや911を経験したので、乗員と乗客と地上の住民を守るために必要な検査を厳しくすることには大賛成です。ただし、必要な検査なら、ですが。。)
さて、今回は、2024年10月14日羽田空港第2ターミナル 保安検査場Bで
私は完全にアウトでした。
ANA99便 羽田から大阪/関西でしたが、見事に放棄させられました。
2022年の座間味ヨットレースに参加する際にクルーの一人がマリンナイフを手荷物として預け忘れて 気づかず機内持ち込みになりそうになって保安検査場で マリンナイフを取り上げられました。
そのことを覚えていたので、持ち込みどころか このライター購入前の段階で、ANAのホームページを目を皿のようにして読み込んで機内持ち込み可能だろうと判断しました。 ANAのHP説明だとタバコ用ライターならOKのよう。購入したのは
チャカチャカライター ↓
ちなみに国土交通省のページはこちらです。こちらの説明でもチャカチャカがダメと結論を導くには難しそうです。(ライター以外も網羅的に書かれているので航空機にとっての危険物がよくわかります)。
ところが、です。 保安検査場のお嬢さんは、『タバコ用』ってシールの記載がライター本体にないから 『ダメッ』と 高圧的に、『放棄しますね』 『ねぇ』と家内に迫っています。
迂闊にも私のブリーフケースに入れずに 家内のハンドバッグに入れたままだったのでした。
家内は 私の乱暴な言葉での余計な押し問答を極端に嫌いますから、私が一言も発しないうちに、保安上のお姉さんに『墓参りでお線香につけるためですから、えぇ 構いませんよ。破棄してもらっても』 だって。
私は『オイ おい、ちょっと待て。パイプタバコ用だぞ。タバコ、タバコ用だ!』とお嬢さんに言い返した時点で、
家内に睨まれて、『搭乗まで時間がないでしょう。ライターひとつで。またなの、もう!』と叱られました。
悔しいので 最後に 『それはパイプ用タバコ用だ。シールでタバコ用との記載がないと機内持ち込みできない なら そのようにHPに書いておけ!』と捨て台詞を残して プリプリしながらANAラウンジへ。
ラウンジでは強行軍での墓参りを労うような夫婦の会話は一切なし。ただただ シ~ン。 向かいの席の若そうなご夫婦の楽しそうな表情とは対照的な私たち。
家に戻ってから ライターを何本か見てみたら、『タバコ専用』って記載があるものあれば、ないものも ありました。小さい字ですから老眼だとかなり見つけづらいですぞ。
ANAのページにはチャカチャカのことはまだ記載されていませんが、今後どなたかチャカチャカライターをパイプタバコ用として持ち込みなさろうとする方は、『タバコ専用』とかのライター本体の記載があるかないかにご注意ください。 なければ、たぶんダメでしょうから。
まぁ、私はもうタバコを吸っていないので(禁煙する前の2006年までは1日3箱は吸ってました)、今回は茨城空港近くのスーパーでお花とこのライターを墓参りで線香につけるために買ったもので、そのまま持って帰ってきて仏壇か薪ストーブか風呂焚きかBBQかヨットのガス点火に使おうと思ってました。
だってほぼ新品ですからもったいなもん。たかが100円、200円、300円。でもお金はお金です。1株で買えるようになった日本の株式市場ですから 将来にわたって配当金やキャピタルゲインが見込める1株式だって買えるお金なのです。(家族にそう説明しても私以外はだれも100円を節約しようとしませんが。。。。)
保安検査員のお嬢さんにも私の嘘がバレたかな? パイプを身に着けていなかったし。持ってないし。。。父の形見のパイプは自宅においてあるだけだし。。
でも、家内が一緒でなければもう少し交渉余地はあったかもしれませんが、『もう、ライターぐらいで、やめてよ~』と言わんばかりの呆れ顔をされると戦意を喪失する初老の私でした。
まぁ、もう若くない歳ですから、年相応に大人しくならねば。反省~。
それにしても JRの東京駅で大声の中国語のオバハンが大きなスーツケースを私の脚にぶつけてきたのに謝りもしないのには腹が立った。
道を歩いていても、なぜ向こうからやってくる大声の中国語の連中は 体を斜めにしてぶつからないようにお互いに道を譲ることをしないのか。
なぜ関空のエレベーターの中にゴミを捨てたままにするのか。 叱ってやりたかったが、家内と一緒だと。。。。堪えるだけ。忍耐。忍耐。
最近は外出するたびに 旅行するたびに 腹が立つことが多くなる。
老人だから日々脳が劣化して頑固になっているのかな~。老害かな~。
それとも増えすぎたマナー違反エチケット無しの中国からの旅行者のせいかな。
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