数年前に淡路島のSさんからいただいた平成24年製ホンダ空冷2馬力船外機を長距離航海のテンダー用にとDIY整備を開始。どこの海で港で故障しても対応できるようにと、自分ひとりでばらして 修理して 組み立てられるようになりたいのです。それが夢ですが。。。
まずは素人にとっては錆びついていたボルトやビス類が難題でした。ナットの山やビスがなめそう。でも、これらは以前ヨットのスケグとラダーを繋ぐ金具に食い込んだ瘦せてしまったステンレスビスを外したのと同じ要領で、ラスペネをたくさんかけて 勢いのある軽打撃と 切れの良いバシッとした回転で無事解決。 今回も救世主はkokenのアタックドライバー。(これ絶対オススメ工具です。)(加えてこのアタックドライバー付属のマイナスドライバーの厚みがヨットで使われているマイナスビスやこの船外機のマイナス(ギアオイルビス・エンジンオイルドレインビス)にちょうどのサイズなので特に良し)と私の作業の友というべきラスペネが大活躍、お陰で船外機エンジンを壊すことなくすべての錆ボルトを外せました。特にエンジンを下から捕まえている4本を鞣すと万事休すに近くなるそうですから要注意です。後期型のボルト類は少しは錆びにくくなった対策品で前期型にもそのまま使えるようなので純正ボルト類を地元のホンダディーラーに注文(金曜日午後4時に注文して日曜日午後2時に部品着、クレジットカードも使えるし最高)。社外品のステンレスボルトセットも取り寄せましたが、フランジ形状になっていなかったり強力な磁性があるため今回は社外品の使用を遠慮して、純正部品のみにしました。(昔シュテルンの工場長に聞きました。メルセデスベンツ本社から整備士が指導講習に来てその際部品交換時にはボルトナットもすべて新品に交換していくのでびっくりしたと。私はそれに倣ってホンダ空冷船外機は部品交換と同時にボルトナット類も一緒にきちんと交換することにしました。もうあんな錆びついたボルトを触りたくないですから。)そのほか将来塩害が気になりそうな部品交換しないボルトにはいつものローバルを塗っておくことにしました。ローバルはアマチュア無線のタワーにもMONITORのウィンドベーンにも40kgデルタアンカーにもチェーンにも錆びついたブリキバケツにも倉庫のシャッターにも錆びやすい工具類にも とにかく何でもかんでも塗ってます。そしてシンナーで希薄したものでも効果絶大ですから。ボルトには 焼き付いて嚙みこまないようにと昔から薪ストーブ用に使っていたワコーの焼き付け防止wako’sスレッドコンパウンドを塗ってみました。(使ってから1か月も経ってませんので今後 塩だらけの海上での使用でエンジン本体にどんな影響があるかどうかは私には分からないので あくまでも自己責任でお試しください)。
ちなみに 作業の手引きとしては 少し古い内容ですが、英文のを見つけましたのでそれを使っています。この英文サービスマニュアルです。
https://www.cal-sailing.org/images/official_files/Honda_2hp_service.pdf
動画はいろいろサーフィンで見つけましたが、本田技研による横浜ボートショーでの海ゼミでの講座の内容が一番信頼できそうなので、3年分を紹介しておきます。私も作業の前には何度か見直します。最近は記憶力が怪しいので ちゃんと仕事するには作業前のリカレンシートレーニングが必須なのです。以下の通りです。
ホンダ2023海ゼミ (おまじない始動方法/保管時注意/スターターロープ交換・伸び調整/水洗い方法/キャブレター構造/保管前燃料処理方法)↓
(323) 2023年_海ゼミ「2馬力船外機のメンテナンス」 – YouTube
2024年海ゼミ 本田技研工業サービス課 井上翔也さん
まずは読むべき本として、写真がたくさんで役立つので おすすめはコレだそうです。
ガソリンは30日でダメになる。新しいガソリンを使うこと。車と違ってバルブ構造が柔だからガソリンが少しでも劣化しているとエンジン不動の原因になる。エンジン10W-30オイル確認は垂直で、前傾したスタンドは注意すること。上限ぴったりに入れること。 エンジンオイル交換は水栓キット19271-ZV1-000(最寄りのホンダディーラーで取り寄せ可能)を使うと便利/プロペラが傷んでいたらシャーピンが曲がっているので交換/プロペラ根元の巻き込み釣り糸等を除去・アノードアノード亜鉛交換・交換時にボルトを確実に(よく落とすから)/燃料ホースをまげてひび割れ状態を確認する/カールコードと非常停止スイッチの状態確認/ガソリンタンク通気口開/ハイオクを使ってもOK・添加剤は自己責任で/整備後は必ず水を上のほうまでギザギザ部分までつけてエンジン運転(排気温度が高いのでウォーターシール等をすぐに傷めるから)/錆びない燃料携行缶で超過給油防止機能付きのこのハスクバーナチェーンソー用がおすすめだそうです。
寄港後にすべきこと:洗浄! 養生テープか袋で上から水が入らないようにして、水洗い。下からも洗うがエンジンの中に水が入らない程度で、個人的にはバケツとホイールブラシでやっているそう。(私はこんなホイールブラシセットを買ってしまいました)。保管時の注意点:ガソリンタンクの残った燃料はしょうゆチュルチュルで吸えば良い/キャブレターのはマイナスドライバーでドレインから抜く・バルブを閉じてエンジン内に異物が入らないようにスターターを引いて重くなったところで止める・横置き保管する際にはスタビライザーがついているエンジンオイルが逆流しないように本体をプロペラよりも高くして・ギアオイル交換方法説明(動画29分から)が特に良いので必見 グリスアップ/
キャブレター: とにかくよく詰まるキャブレターなので清掃方法を知っておくべき(31分からの動画デモンストレーションを一度見てからキャブレターを分解すること)(動画で使っている工具にも注目)(34分18秒の良く詰まる箇所を確認して効率的かつ確実な清掃作業すること)
/オイル注油ボトル=オイラーを使うと抜くこともできるので便利
マリングリスや防錆剤は錆びるところに使うものなので ぼろぼろになってしまうゴムなどには使わないように 動画は 2024_海ゼミ 2馬力船外機のメンテナンス
2025年海ゼミ 本田技研工業 池下亨さん 始動前点検:出発前に拭いてきれいにする そうすると自然に点検していくことになるから。エンジンオイルの量、オイルの色、燃料ホース、アノード、プロペラひび割れ欠け、割りピン・シャーピン・釣り糸等の絡みなし、非常停止スイッチの点検、 寄港後処理:塩を落とす! スターター近辺を塞いで それ以外をしっかり洗う(ただし高圧は避ける・ペットボトルでok)そうしないと錆びてしまうから。できれば バケツにつけてエンジンかける バケツがなければ プラスチックカバー内の小さな排気穴から水をしっかり入れる。 燃料をしっかり抜いてから保管する。スターターケーブルを引いて重くなったところで止めるとバルブが閉まるので運搬保管時にはそうしよう。 エンジン横にしたときにエンジン本体がプロペラよりも高くするように気を付けること。 メンタナンス:エンジンオイルを抜く際に使うべきオススメ部品19271-ZV1-000ウォーターホースジョイント ギアオイルの交換方法説明が特に良い 適切なトルク管理ではこのSK11のデジタルレンチを使っているとのこと。
キャブレター掃除
ケッチンを食らわない方法 7分35秒 免許不要2馬力船外機買いに行ってきました!!素人の僕に親切に色々教えて頂けました!!#HONDA#ホンダ#2馬力#免許不要#バス釣り#海釣り#釣り#ボート
ケッチンを直す方法 Honda Push Mower Pulls The Cord Out Of Your Hand Snaps Back Hard To Pull Common Kickback Issue Fix
取説にないtips スターターリール ロープにグリス23分後 ぜんまい巻きなおし25分 ロープの交換 27分 水洗い方法33分(IGコイル以外は全部OK) 2023年_海ゼミ「2馬力船外機のメンテナンス」
プロペラ交換 ホンダ2馬力 プロペラ 交換
プロペラシャフト他機種2馬力 トーハツ2馬力船外機MFS2 プロペラシャフトギヤケース〜オイル漏れる整備記録簿Ⅱ
使用するレンチサイズ: 8mm 10mm
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