29aug 2025 ここ数か月、ポンプを上下するたびに下水をポンプのシャフトからシューと船内に下水をばらまいて、悪臭を残すのである。このトイレを重い腰を上げてようやく修理することに。
このアルページュを購入してから私は一度も、ということは誰一人として ヨットのトイレを使って用を足したことがない。いつも防災用トイレかボートパークや公衆トイレを使ってきたから。よって、このトイレにこもった前オーナー達やクルーの臭いであろう。。がまんならぬ。
最初は、船内トイレは外洋に行くまでは使わないからいいや と思っていたけど、やっぱり不快なにおいが高温日本でひどくなっている模様。スルハルのバルブの健康状態を維持するためにヨットに来るたびにバルブの開け閉めをして海水をトイレに入れて、そしてポンプで海に押し出し作業だけをしていた。そしてそのピストン上下運動のたびにほんの少しの古い下水が 痩せたOリングとピストンの間からシャワー状に飛び出すのである。 至極不愉快なトイレである。
交換用のポンプASSY部品はずっと前から予備用にと購入してトイレの上の棚に置いてある。でも使わないトイレだからASSY交換するのはもったいないからOリングを変えてみようかとは思ったが、どうせ使わないトイレなので長期航海に行く前に変えれば良いやとそのままにしていた。
先週、日本にあるパナマ運河方式で有名な【尼ロック】に向けて 友人二人と早朝出発する際に、トイレが使えませんと伝えたときのお二人の残念そうなお顔を思い出した。
そして、
この動画を見て、こんなに簡単ならやってしまおうと。
How to Replace a Jabsco Manual Toilet Pump Assembly
めっちゃ、簡単でした。交換する際に肝心なことは 汚れた下水ホースをパイプ部品から外さないこと。下水ホースがついたままエルボーごと交換するのです。(だからこぼれないし、汚れない)
交換の際に必要で工具箱になかったものは、太い肉厚のマイナスドライバー。それがなかったのでアストロプロダクツで新規購入。そのマイナスドライバーの長さが重要でほかの部品に当たらない長さのものを購入する必要あり。それだけ注意すれば、簡単至極。
取り替えた元の旧ポンプを勉強のためと、あらゆる部品をぴかぴかにする特製クエン酸風呂(古い巨大クーラーボックスにお湯で飽和状態にしたクエン酸)に浸けておいてから、清掃してみたが、そんなバカげたことは やらなければ良かった。汚いだけだったし、その中のOリングだけをもっと汚い目にあいながら交換しようとしていた自分がいかにバカだったかもわかった。 このJABSCOのトイレのポンプASSYを動画のように手を汚さずスマートに交換するのが正解だった。
加えて、今後ポンプからのシャワー状の漏れ下水を発生しにくくしてポンプを長持ちさせるにはオリーブオイルを常時ボウルに入れておけば良いと どこかほかの動画で発見。 自宅で揚げ物で使ったオリーブオイルを瓶に入れて持ってきたので それをトイレの真ん中に入れてポンプしておいた。動画によっては半カップというのもあればテーブルスプーン1杯とかいろいろだったので、いろんな量で実験してみることにする。 とりあえず大さじ2杯ぶんをと。どうなるかは知らんけど。
その後 トイレの周りの下水シャワーが飛びまくっていたであろう場所をすべてに クエン酸や手持ちのあらゆる洗浄剤とアルコールで 消毒して拭きまくったら 嫌な臭いもなくなった。(2025年10月には全く臭いなし!) あ~良かった。 でも、もっと早くしておくべきだったと反省。
29日にjabsco ポンプ部分交換以外で作業したことは
もやいのchafe 保護、ポート側のバッテリー液補充、エンジン・スクリュー運転(フジツボを落とすためにいつも全速回転まで)、スルハル開閉 トイレ
係留用のショックアブソーバーにつかっていたタイヤが海底に落下していたのを回収
無線機やレーダー外し 無線用コネクターなど無線電気関係品を倉庫へ移動してキャビン内の改造準備
おまけ ゲストにトイレの使い方を説明するための動画
How To Operate A Jabsco Manual Marine Toilet
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