ラフタークレーンは何でもできるんだって! はい、ホントのようです。 ヨットも吊り上げられるのです。
2025年10月13日大安吉日、晴れてあげは号を自主運営管理の一文字ヨットクラブで上架。今年4月に同じ兵庫県の相生野瀬ボートパークからあげは号を引っ越しさせて、伝統と格式で誉れ高い関西随一のヨットの社交場(違うかも?)であるところの一文字ヨットクラブの正会員となりました。もちろん元機長のKさん率いる一文字整備DIY倶楽部にも所属し、これからメカニック(と言っても素人ですが)としての腕を上げる所存です。
前回上架は2024年6月で姫路の木場ヨットハーバーでした。(ハーバーマスターのYさんがとても良い方で今でも感謝感謝であります)。その時は主に船底作業でしたが天気も安定せず10日ほど上架してキールのカタリナスマイル?をエポキシと東レのカーボン材で修理したり、スケグの最下部を海外動画を参考にテキトーに補強修理しました。(上架直後には去年の苦労が報いられたことがわかりました。修理結果は上々でやはり東レカーボンとエポキシは正解だったようです。ニコニコ。)今回はハルもマストもスタンディングリギングもラニングリギンもスルハルもエンジンもvolvoシャフトシールもバッテリーもウィンドベーンもドジャーもビミニもデッキも窓も とにかく外も中も とにかく全部を外洋仕様にするのであります。
でも、整備をやりすぎると堀江さんが講演会で言っていたように、完璧の準備なんてありえないので、いつまでも出発できなくなるそうですから、そうならないように特に注意します。
ええ加減なところで出航してしまいます。
さて、何日、何週間、何か月かかるやら。 でも、長距離長期航海できる程度までやり遂げます。
やり遂げるはずです。
経営の神様も言ってました。 成功するまで諦めなければ 必ず成功するのだからと。
今後の動画を見て、あれだめ、これだめ、ダメ出しよろしく。 皆様の知恵と経験を私にもご教授ください。ぜひ勉強させてください。
もちろん、これ これ この方法素晴らしいジャン とのお褒めのお言葉もありがたいです。
アルページュのオンデッキのマストを外すために11日にはフォアステーを除く8本のターンバックルを緩めました。前オーナーがターンバックルの上下を自己融着テープを巻いて完全防水していただいてお陰か塩噛みも一切なく新品のような軽さで回せました。ラスペネも瞬間冷却材も必要なかったかも。問題はprofurl B29を貫通しているフォアステー、12日日曜日は完全徹夜で準備作業する予定でしたが、その通りになりました。5mmのヘックスアレンレンチで意味ないところを緩めたりしてしまいました。この穴は触る必要はなかったのです。これ触っちゃダメ!
この黒いのが回すべきモノです。
反時計回りに回すとこんな風に外れます。右舷左舷に1個ずつありますので、それを外して、モノを引き上げると
こんな風に覗けます。作業できます。でも、このままだと重力でファーラーが下まで落ちてくるので、ナットもターンバックルも緩め作業ができない。パルピットの上に木材で落ちてこないように木枠を作りました。午前2時頃でにも拘わらず電動ノコが全開。そのあと午前3時半までハンマーで叩きながら上の塩噛みしている17mmナットを手が汗と水とラスペネと瞬間冷却材だらけになりながら、回しきりました。良かった。回った。緩んだ。これで13日朝にはマストが外せる。はず。(艇の東隣Yさんと西隣Sさんの安眠を妨害したと翌朝聞きました、ごめんなさい)。
13日の朝9時前には応援にTさんがやってきてくれました。私のゆるゆるだったフォアステイの代わりのトッピングリフトじゃだめとジブハリヤードでフォアステイを代替するようにと かつウィンチでもっとちゃんと張ってとのこと。それからフォアステイをゆるゆるにして準備完了。艇をバースから岸壁に移動してラフトレーンクレーンで上架。それまでは風もなく潮流も満ち潮で進行方向の逆だったのでスムーズに着岸上架で問題なし。ただし、上架してから2本のバックステーとフォアステーを除く6本のターンバックルを抜く段階になって秒速10mを超える突風と雨に襲われてしまった。危険なので艇から降りることに。作業中断。突風はその後おさまって、Mさんの助言通りに作業して無事マスト外し成功。船台の上のヨットがほんの少し傾斜していたためマストが外れる瞬間にその反動を予期して動けとのMさんからの指示あり。その通りになりました。聞いていなければ、その返りを受けて、足や指が危ないところでした。 (goproの電池がなくなって動画がないのが残念無念)。
こうして13日月曜日は上架して、マスト外して、一旦艇を再び吊り上げて船台と艇の位置を調整して水平を維持確保。高さも十分なのでラダーを外して整備できそうだなと満悦。クラブのみなさんがテキパキと動いてお手伝いしてもらって船底掃除。私は高圧水で船底をきれいにと、びしょぬれになって震える寒さに。でも、持つべきものはやはり友です。ありがたや。 一文字のみなさんと新西のMさん。どうもありがとうございました。
13日は徹夜あけだったのでヨットでバタンキューと熟睡。14日朝4時半から船底清掃と後片付けをこなして午前中には帰路に。 とても充実した3連休でした。 さぁ 明日は工程表を作って週後半からまた作業だ。
では、ヨット愛好家のみなさん、ごきげんよう~。
あっ、書き忘れてた。 祝、公明党連立離脱!
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