自戒の念を込めて書きます。今も初心者のままですが、今よりもずっと初心者だった私が、1996年にRYAコースをイギリスのサザンプトンで受講して驚いた教えは、第一は立小便をするな、そして第二は『絶対にロープを手に巻きつけるな』
Never wrap rope round your hand. でした。
2つのルールは そのままAGEHA号の掟に しています。
ロープを保持するときも、引っ張るときも、ウィンチ周りでも、とにかく ロープはすぐに離せるようにと。
手に巻いてしまうと、ヨットではロープにすべてを持っていかれるぞ、手も、命も。すべてを失うぞと。 イギリス人教官に厳しく教え込まれました。
5人の受講生のうち3人が手に巻いてましたから。 面白いのは1996年当時の教科書にはまだそのことが書かれていなくて口頭注意でしたが、キールボートを再勉強しようと思って2019年に買った同じcompetent crew教本にはちゃんと記載されていました。(こういうところが偉いと思います。ちゃんと改定されて改善していますから。)
青木スクールやカナダやアメリカのキールボートコースでもロープを手に巻くなって教えてるのかな?
私が子供の時に父親の手伝いをすると、『思いっきり引っ張るときはロープをこうやって手に巻き付けて、腰を入れて引っ張るもんだ』と教えてもらったので、父は間違ったことを私に教えていたことになりますね。(笑)
みなさんもロープを手に巻いている人は、RYAコースに行くと、最初に指摘されるはずです。 ヨットに手をもぎ取られたいのか!って。 きっと。
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