2022年12月3日(土曜日) 午前10時5分 Oさんご夫婦と私の妹夫婦に見送られて須磨を出航。(Oさんにはスナバー付き舫まで丁寧に外してもらって、それもいただいてきました)。奥様に将来、新西宮に係留地が移ったらクルージングのご招待をするとお約束してきました。回航自体は、機走のみで なんの問題もなく13時30分に 一文字ヨットクラブ到着。 Kさん、K元会長、Mさんに舫をとってもらい。ひと休み。
今回の回航に合わせて、無線局を開局し、AISも前艇AGEHAのMMSI番号をそのまま引き継ぎ済み。出力25Wと5W機のDSC付国際VHFも免許済み。16chもワッチしながら明石海峡の東に進むので情報もばっちり。BANも船体・賠償保険も名変済み。new pec smart搭載のIpadとIphoneの2台体制ナビとホンデックスのGPS魚探も搭載。 電気電子運航支援ソフト面が充実していて安心していて間接冷却2GMエンジンも快調で、文字通り楽勝単独回航でした。 (去年2021年7月19日-21日の恐怖の初単独回航とえらい違いでした)
夕方、新西で渡すべきだったレース艇の無線の選任届をTさんが逆に艇まで取りに来てくださった。同時にアルページの状態をプロの目でチェック。交換が必要なアクリル板のサイズの測り方(さきにボルトを回さないこと、窓が崩壊してサイズが図れなくなるから)、シュラウドのアンカーボルト、スタンディングリギング、ライフライン、エンジン、マストの状態、キール取付部分や雨漏りや浸水が全くないこと、屋内の木材部分がきれいな状態のままであることを確認してもらいました。180度360度回転に備えて物をすべて固縛することの重要性、ストームジブはファーラーのグルーブにいれて補強ロープを巻くこともできる。ストームジブをデッキのそれほど補強していないところにクリップするのは論外、60ノットを越える状態だとそんなものは持たないから。アクリル窓は破損時に対応できる中から止めるメクラ板(穴付き)を準備しておくべきと。(先月世界一周に出たKさんも90度までのブローチングはあったとのこと)
少し片付けをしただけでドッと疲れる。ワクチン5回目の副作用かな? 今日は単独回航だからといつもよりも1時間半早く起床して、朝2時から起きていたのだから。仕方ないかも。コンパニオンウェイ横のtacktickがちょうど救命胴衣やズボンに引っかかるので外してみた。倉庫のどこかにあるはずのJOYのカーボンのアームに取り換えるつもり。
午後7時過ぎに家族が車で一文字に迎えに来てくれたので、途中のスーパーにある大阪王将のフードコートで食事して自宅に。初めての大阪王将、美味しかったけど、塩が効きすぎていて喉が渇いた。
12月4日(日曜日)いつもの通りに4時前には起床したが、やっぱり前日のヨット回航で疲れているので、朝10時過ぎまでこまごました用事をこなしてからゴロゴロと二度寝。昼過ぎ前に一文字にプログレで到着。すぐさまKさんのジャーマンポテトを一文字の皆様とご馳走になりました。この暖かい仲間意識が一文字を快い居心地の良いクラブにするのでしょう。
そのうえcontrailでセーリングのご指導いただく。タック・ジャイブのときにちゃんとコールして、クルー作業の状態を確認してから、回転し正確にheadingを取ること。ジブのテルテールを見ながら操船すること。風を掴め。舵を渡すときにyou have the controls, I have the controls。飛行機と同じでCRMを大事に。機長(船長)は頼もしい存在たれ。着岸したら素早く着替えてすぐに手伝え(初めて着た雨具を脱ぐのにまごまごして 先に自分だけがお手洗いに行ってたのは失敗かもと反省)。 (怖かったことは爆弾低気圧、リーフが間に合わない、無理して目的地を伸ばさないこと。天候は最低3社のを確認して、8m以上の風予想なら出航しない。北海道の霧はvertigoを起こすので恐ろしい。北海道は寒かった。電熱は船外発電機。シングルハンドでの単独航行ならクルーとのスケジュールで無理する必要もないし気を遣わなくて良いので一番安全。といろいろKさんから教わりました。
Sさんからチーク材用の溶剤をいただいた。朝も遅くやってきて、夕方までセーリングして遊んでいたのでちゃんとご挨拶できず大変失礼。
日暮れとともに帰路に。(今月から確保した相生の野瀬ボートパークでも使えるような舫セットをちゃんと作ろうとしたけど、暗くなったらいきなりハーバーに誰もいなくなったので寂しくなったので、作業をやめて帰ってきました。)
12月5日(月曜日) 狩猟道具の断捨離の発送作業を済ませてから、昼前に一文字に到着。サンバー軽トラで梯子レーダードームとJRCアンテナを艇内に搬入。 昼飯抜きで正午過ぎから上村恵美子のラジオ番組を聞きはじめたら、午後3時までスターボードのセティベッドで熟睡。 コンパニオンウェイの差し板を外して屋根部分だけでしたが、寝袋に潜ると暖かくて快適なので熟睡してしまったのかな。 海水の冷たさを直に感じたヤマハと違ってアルページュの作りの良さを感じる。日が暮れる頃に一文字ヨットクラブ創設メンバーのK30のSさんがコンコンとノックしてくださった、そして来艇。最低週1回は出艇してそのヨットに慣れることが重要と教えてもらいました。(これまででヨットで経験なさった怖かった体験をお聞きすると、ファーラーが強風でシバーしてシートを引っ張っても回らなくなったこと。バウに行って手でファーラーの根本を持って回してセールを巻き取った。カッターリグが外洋には良いかもとのご助言。)
その他の作業としては、ホンデックスの水深計用トランヂューサーの位置決め。(バウに設置するほうが前方の水深が見れるので良いが6m配線をうまく取り回しするには工夫が必要かも。床上から設置できる簡単装置なので仮止めだけで初日実験終了。
マスト前の床板をあげてみると、ポート側の床にヒビが少しあり。要チェックかも。でも、新艇でないのだから問題があるのは当たり前。むしろ問題発見の方法を学ぶ機会だし、修理の仕方も学べるからと前向きに考える。
マスト前の天井を開けると、ちょうど雨降りだったおかげで、スターボード側の配線入り口から若干の雨漏り発見。(今は降っているけど、雨が上がったら、コーキング処理せねば。端子も傷んでいるので、交換せねば。
ヘッドの上に穴とポートとスターボード側に針金が2本、なんでしょうか? Oさんに聞いてみヨット。
ギャレー周りのものを片付け始める。ヒールしても180度回転しても無重力になっても物が飛ばないように工夫する一環。
エンジンの冷却水リザーバータンクをどこに移すべきかを再検討 したところで午後8時半。今日もこれで加東市自宅まで帰ろっと。
平日は 帰り道の西宮のスタバのドライブスルーでジャバチップフラペチーノを飲むのが習慣だが、店の前の道がスタバ入りの車で渋滞して混んでいたのでそのままスルー。減速せずにスバルサンバーMT軽トラ飛ばして家路に。明日6日はヨットはお休みにして農地活用他の会議あり。家内は茨城に日帰り予定なので神戸空港まで運転手をせねば。
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