マリンヒーター・水タンク・給水ホース等を撤去

2025年10月26日 あげは号には2GM20Fは間接冷却なので あたたかいクーラントを循環させるエンジン熱を活用したマリンヒーターがついています。そのホースに2個の止水栓(ボールコック)をと。でも、

(青いレバーの中国製)止水栓を取り付けようと作業をはじめましたが、ホースもそろそろ寿命のようだったし、来週にはドイツ製のFFヒーターを搭載しますので、このアメリカ製マリンヒーターを取り外すことにしました。

このマリンヒーターにはコックがないので冬以外にエンジンをかけると暖められたクーラントが常に艇内を巡って死にそうなぐらいの高温キャビンになってしまって冬以外は寝られないほどだったのです。 ホースの途中で止水栓でコントロールすれば良いはずと写真のアマゾンで買った青ハンドルのコックをつけたかったのです。 そうすればホース等からの冷却水漏れの緊急時にも対応できるはずだし。 冬場震える寒さでも、エンジン稼働時やエンジン止めた後もしばらくはクーラントが温かいので温風だけでなく輻射熱で 冬は特に快適なのです。 できれば追加するFFヒーターと併存できるようにと思案しましたが、ホース自体がすでに傷んでそうなのでいつクーラント漏れを起こしてもおかしくないほどの状態 かつ クーラントやホースの重量も結構ある。 そろそろ艇の軽量化を考えないと便利さだけを追い求めると 喫水がどんどん深くなって艇の性能が犠牲になるだけだし。。。作業の途中で 考え直してマリンヒーターを艇から降ろすことにしました。 輻射熱が期待できるこのマリンヒーターは諦めて 来週設置予定のFFヒーターの温風による暖房だけにします。

 

撤去するとなると、エンジン冷却水をヒーターにつないでいた部分、この穴2か所にメクラを締めこんでしまえばエンジン側の仕事はお仕舞い。ただし、ラッカーシンナーを使ってテフロンシールをきれいに取って、乾いた状態のときに掃除機で吸ってからメクラプラグを入れるようにと新西の友人からのご助言あり。(パーツリストにはその部品が記載されていなかったのでヤンマーに問い合わせました。 めくら用ボルトの品番は  23876-030000 でした。 緊急時の止水用にと念のために2024年に購入しておいたものが役立ちました。)

 

スイッチを外して、本体を外す前にアストロプロダクツで買ったホースをくわえさす工具(正式名称?)と中華製止水栓を締めきっておいて あふれ出すクーラントの量を抑えるようにしてから、ホースの形状に合わせてらせん状に斜めに(これも新西宮YHの友人からのアドバイス通りに)電工ナイフで切りました。

 

止水ハサミの下のバッグが清水タンク。冷却水用ホースはとても長かったのでエンジン横のバースの下、ギャレーの中、それにこのヒータ本体のそばと3か所x2本なので6か所で切り取り、上架したヨットからコンクリート地面に落としました。硬いし かなり長いし、重いし、これに液体が満たされていたので 外すことによって結構の重量減になったはずです。重量を測っておくべきでしたが、正確な重量を確認しないまま そのままゴミ箱行きでした。

そのあと、清水タンクも撤去、給水用ホースや出水用ホースも、今回の外洋航海では使わない予定なので切り取り外しました。水ホースはかなり硬化していたので 刃があえて鋭くない銅線を傷めずに被覆を取るための電工ナイフでは このホースは全く切れないのでノコギリで切りとってはずしました。なお、水タンクはラバーバッグタイプのもの。 ぴったりしている飛行機の翼と違って私のヨットバース(ベッド)の下はスペースに余裕がありすぎる。 外洋でタンクに水が入ったまま広々としたスペース内で暴れるはずなので水漏れの危険大と判断して これも取り外すことにしました。代わりに12リットルの給水ポリタンク群と軽油携行缶群を 船底近くに木枠とFRPで固縛できるようにします。そうするとヨットの床自体がかなり上がるのでキャビンは東京湾の屋形船の座敷のようになってしまうかも。

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プロフィール
元銀行員 元ヒコーキ野郎 元会社経営者
あげは岸本

『忠臣蔵』で有名な播州の片田舎に住むGOING GREENな農民。 趣味は狩猟・射撃・釣り・カヌー・ヨット・航空機操縦・アマチュア無線JE3LJK・薪ストーブ。 ヨットで日本一周・世界一周を目指しています。  最近特に凝っているヨットを中心に、日頃の感謝とボヤキを綴ります。少しだけ政治や世相も批判しますがどうかお許しください。

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