一文字ヨットクラブのSさんから以前いただいたライフラフト。2セットいただいて、今回開いて訓練に使ったのはこれまではAGEHA号に載せていた三菱電機製の近海仕様のもの。(AGEHA号は航行区域が沿海だったので、法定備品としては必要とされていないですが、非常用にとドッグハウス上部に載せてロープで縛って航行していました)。さぁ、20年前が最後の検査だったラフトがちゃんと開くか機能するかとちょっとドキドキ。
そして、非常時操練により何を学ぶかが大事だから まずは基本を勉強。
前日に RYAのSEA SURVIVAL HANDBOOK と 三菱膨張式救命いかだの取説をしっかり読み込む。
RYAサバイバル教本は2019年にイギリスから個人輸入したもの。日本語版も出版されているようですが、私はこの原本が好きです。この英語版しか読んでいませんが、この本はお勧めです。
一般的に、日本語に翻訳されると、端折ったり、間違ったり、大事なところが訳者の主観や知識不足で抜け落ちていたり、原本の筆者のニュアンスが伝わらなかったりするからです。飛行機もヨットも英語のは英語のままで読みます。安全に関するものは翻訳よりも原文で読む方が私にはずっと安心できるからです。
そのうえで、昨日、新西宮のビジターバースで、みんなで展開して、乗り込んで、楽しいかつ有益な体験ができました。 古くてもまだまだしっかりしていたのでその耐久性に嬉しい驚き。 これなら沿海で展開しても、PLBとEPIRBで位置確定されてから救助されるまで十分持ち堪えそうでした。(AGEHA号に載せて航行していて正解でした)。小雨の中での訓練でしたがご機嫌でした。あ~楽しい。(
90年代に米軍横田基地からセスナで伊豆諸島によく飛んでいたころ、海上を飛ぶときには、軍用機と同じ安全基準で、必ずライフラフトを載せて、乗員すべて自動式のライフジャケットを着用させていました。あの頃に受けた安全教育や訓練が今度はヨットにも生かせそうです。
常にまさかに備えて。柔軟かつ積極的に。最低でも3歩先を読む。Cockpit Resource Managementを忘れるな。
さぁ、今日は午後から相生野瀬ボートパークに。 いよいよArctic Ternの本格整備開始だ。
Sさん、素晴らしい救命いかだです。 どうもありがとうございました。
ついでに 生存に必要な1日最低500mlの水を作る方法を探していて見つけました。
solar still 太陽光熱で蒸留水を作るDIY動画です。 面白そうでしょ。 明日作ってみます。
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