舵社Seaplazaから落水に備えてのPLB ACR400 が届きました 衛星とSAR航空機で早く見つけてもらえますように 遺体発見も早くなるはず

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淡路島一周の練習航海の出発を少し伸ばしたお陰で 舵社のシープラザからPLBを受け取ることができました。

シングルハンドですから万が一落水したときに少しでも早く助けてもらえるようにと 以前から導入を検討していたものです。大きさは写真下の黒いライターのサイズに比べてもそれほど大きくないです。日本では艇に備えつけるepirbの検査とやらに法外なメンテナンスコストがかかるそうですので(かつGPSの位置情報を発信しないタイプの国際的には古い前世代のEPIRBしか総務省だかJCIの『桜マーク』?でなくて、海外価格の3倍との噂 知らんけど)、私の場合は しばらくは日本『沿海』だけの航行ですから まずはPLBで良いかなと。

ただ、落水すると 無事救助されて生還できる確率はそれほど高くないようですね。 万が一、PLBによって生きて助けてもらえれば 『もらいもん』ですが、そうでないときにも少なくとも早期遺体回収できるというので意味があると思うのです。

一文字ヨットクラブのある先輩から教わったのは、『救命胴衣は死体が沈まずに上がるようにするためだと思え』『海に落ちたら救命胴衣していても死ぬよ』 でした。 救命胴衣にこのPLBを取り付けておけば、落水したときに意識と気力と体力が少しでもあれば 衛星向けに406MhzにGPS位置情報 と もう衛星は受信してくれないが航空機向けに121.5Mhzで発信できるはず、そのあと溺れたり低体温症で息絶えたとしても遺体は早く見つけてもらえるはずです。

10代のときに大学の体育の授業で真冬に服靴を着たままプールに飛び込むという訓練をしましたが、2018年に買ったRYAのSea Survival Handbook (日本語版も発売された模様)教科書にも書いてある通りにcold shockに襲われました。水温が低いと落水直後には息ができない。うまく息ができないことを予期しておかないと、最初の一息で海水を飲んでしまって余計に呼吸ができなくなっておぼれるそうです。実際、息できないし服が重いし靴履いていると立ち泳ぎもできなくてすごく焦りました。私ももう少しで溺れるところでした。当時の教授は、一度こうして経験しておけば一生安心だとか言ってましたが、内心、死ぬかと思いました。今は少しは感謝してますが。。。

話を戻して、だれかが落水して行方不明になると、捜索救助活動が大々的になって、遺体が上がらないと いつまでもみんなが探し続けることになるでしょ。

海の男(あっ失礼、最近は海のなんて言えば良いのかな、sea person?) として僚友に少しでも迷惑をかけずに 潔く 死んだらすぐに見つけてもらえるように準備しておこうと思って この高価なおもちゃの導入となりました。

生死がわからないと 残された家族親族も法的に大変でしょうから、これも私の終活のひとつかも知れません。(普通の終活はモノを減らすはずですが、私の場合は逆にモノが増える一方ですが。。。)

飛行機なら小型機でも計器飛行で飛べば管制がレーダーで見張っていてくれて、無線で通信し続けていますし、まさかの時にはどの飛行機にもELT(EPIRBの飛行機版)もついているし 不時着水してもラフトに乗り移れれば、上空の飛行機と比較的容易にハンディタイプの121.5mhzAM無線機で直接交信できるので 。。少なくとも自分の位置は管制かSARには伝えれられるはず。

でも、海で一人寂しく救命胴衣だけで海上に漂いながら低い地上高か波の底から携帯型国際VHFで遭難信号を出しても見通し距離は極端に短いですから その直接波を誰が受信してくれるのかな。。。くれないだろうな。。と思っていましたので、

PLBなら少なくとも遭難信号をGPS位置情報付きで衛星を介してSAR機関につながるなら、安全性が増したかもと淡い期待も。

本心では、遺体回収じゃなくて、死ぬ前に助けて欲しいな~。

今日中に免許申請を近畿総合通信局に出して、使い方もネット動画で習得してみます。

(追記:3月2日午後3時に地元郵便局から申請書を送りました。いつ許可が戻ってくるかな?PLBが使えるようになってから洲本炬口に向かおっと。)

(追記:令和4年3月10日付の免許状が届きました。)

 

 

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プロフィール
元銀行員 元ヒコーキ野郎 元会社経営者

『忠臣蔵』で有名な播州の片田舎に住むGOING GREENな農民。 趣味は狩猟・射撃・釣り・カヌー・ヨット・航空機操縦・アマチュア無線JE3LJK・薪ストーブ。 ヨットで日本一周、シングルハンド世界一周を目指しています。  最近特に凝っているヨットを中心に、日頃の感謝とボヤキを綴ります。少しだけ政治や世相も批判しますがどうかお許しください。

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