素晴らしいシステムを見つけました。アメリカの防災用としてすでに注目されているアマチュア無線経由で世界の主要局が転送してe-mailが送受信できるシステム、WinLinkです。
加えて、昔ながらのHFで天気図や新聞を受信するシステム。 このwinlinkを活用すればヨットで外洋に出ても、メール送受信ができますし、アマ無線機経由でPCを使って天気図やニュースまでFAX受信できます。 高い通話料の衛星電話を使わなくても、あるいは衛星電話に加えてバックアップとしてこれらは積んでいく価値あります。
また、ヨット以外の利用でも大地震や大津波で首都圏関西中部で通信基盤をすべて失っても、HF経由で簡単にその他の地域とメール通信が確保できます。感動ものです。
必要なのはPCとUSBケーブルと3.5mmジャック付ケーブルとIC-7200Mだけです。すべて手持ちのものですから、特に追加費用は何もかかりませんでした。
国際VHFとレーダーのためにと一海特を取ってもそれほどの意味もありませんでしたが、子供の時からやっているアマチュア無線の方が外洋では役立ちそうです。
MaritimeMobileネットも日本では21メガのオケラネットが有名ですし、14メガでも全世界で今もMM運用しているようです。ただ、問題なのは日本のアマチュア無線局は移動局(車やヨットや飛行機)は最大出力が50wだけなのです。私は1979年にアメリカのコールサインを取得し、Extra Classライセンスがあるので、おそらくアメリカ国籍のヨットにしておけば100Wでも1.5kWでも送信できるのでしょう。ところが、私の日本コールサインだと固定局は1kw許可されていますが、移動局コールサインでは50Wのみしか許可されません。 HFで50w出力だと最近のように黒点数が低くて電波状況が悪いと14メガでも安定した交信は望めません。かつ、7メガのMMネットは日本では許可されていない7.200-7.300mhzのようですから、この比較的安定した周波数でも使えません。 やっぱり元運輸省と郵政省のダブル管轄だから実務での外洋ヨット無線の重要性を正確には理解していないのでしょうね。 日本のアマ無線免許も早く包括免許にして欲しいものです。
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