私にとっては長い道のりでしたが、ようやく昨日、遠洋区域検査に合格したはずです。
これで、法的には 日本国内であれば 小笠原にも 硫黄島にも 南鳥島にも 沖ノ鳥島にも 尖閣諸島にも行けるはずです。 ただし、正確には、上陸できない島々の場合は 領海までは行けます。 または、無寄港ならば世界一周もできるのかも? 定員は遠洋が3名、限定沿海・沿岸は6名にしました。
事前に神戸のJCIの担当者と緻密に詰めてきましたので 検査自体は何の問題もなかったです。
さぁ、次は 特定船舶局から 国際航行可能な船舶局への変更申請と船の国籍証明の取得です。今回同時に総トン数が5トン未満ではなくちゃんと測ってもらい その数字で国籍証明を申請するつもりです。
その2つが揃ったら 外国に寄港しながらの 長距離渡航が始まるのかな。
もう少しの努力です。
それと同時進行で 艇の更なる整備とおびただしい固縛と船内の狭小化(大波で反対側や天井に体がぶち当たらないように あるいは ヒールして斜めになったままでも腰で体を支えてうまく移動できるように腰の高さに壁を立ち上げるか 肩を再び傷めないように手をそれほど挙げなくても掴まれるような 胸より下に手すりを設置するつもり)と
懸案のドジャーとウィンドベーンも作らねば。
もうちょっとリハビリしながら整備をがんばろっと。
ちなみに6月2日相生野瀬から木場まで回航した際に、スターン付けの野瀬から離岸するとき、風が強くなってバウが流されて風下のピラーにパルピットをぶつけて 焦りました。 一昨日の大雨で相生港にも浮遊物が一杯。エンジンを使わずに離岸する練習するつもりで 的形で教わったプロペラに何も巻き付けないようにギアを入れずに舫ロープを上手に引っ張りながら ピラーの外側まで船体を出そうとしました。 風上のピラーからミジップに行って来いロープを作っていましたが、ロープが絡んでいきなりの強風ではロープが引けなくなって舫が中途半端な長さになったまま、ミジップを起点にバウが風下に流されたわけです。仕方がないので、エンジンをかけてミジップ起点のスプリングを利かせた状態にしてゆっくり離岸しました。次回は風上のバウにもロープを行って来いにしてバウの動きを止めるのと、流されても止められる長さのをもう1本準備します。また、強風が来るかどうかをもっと海面を見ておくべきででした。
回航は寒気の影響で雷雨強風もありうるとの予想でしたが、2ポンとストームジブ(ファーラーからジェノアを外して農業用ロープでロープシャックル?を作ってファーラーのパイプに巻き付けてストームジブのハンクスで揚げられるようにして無理やり取付たもの)で実験を。船底もフジツボ付きなので3ノットしかでませんでした。 あまりにも遅いのでと機帆走にしても5ノット出ません。
もうすぐ木場かなとセールを降ろして、機走していると、これまた風雨が強くなってきてちょっと不安に。初めて行く木場が海上からなかなか見つからなかった。風も波も強くなるし、濡れるし、そういう時に限って双眼鏡を自宅に忘れてきたのでした。
ようやく木場ヨットハーバーのHPで見た変わった形の建物が見えて安心。ハーバー手前に訳の分からないブイが浮いているが どっちに避けたら良いかが分からないので悩みながらも 真ん中通過。 川の中は 風もなく穏やか。 うまく北風を止めるのかな このハーバーは? 30ノット以上のGUSTでの着岸を予想してスターンを風上にしてバックで着岸してスプリングを使って止めるつもりだったのですが、簡単にバウからつけられて拍子抜け。でも肩も痛いしシングルハンドで疲れていたので 簡単着岸で良かったです。
今回の回航も反省点ばかりではありますが、勉強にはなりました。楽しいのは風雨がなかった海上での午後のひと時だけでしたが。。。その時の瀬戸内海の風景は平和で穏やかでとてもキレイでした。素晴らしい美しい日本!
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