new pec smartニューペックスマートの弱点 と 海上風力発電所ってヨットに危ないのでは と line honours はファーストホームのこと

ボート・ヨット

(写真は秋田能代の風力発電用風車群を表示)

2022年7月23日に2021年7月20日と同じことが起こりました。ニューペックスマートの海図データがたまたま海に出ているときに更新されると、操作前に有料会員かどうかの確認画面が出てくるのです。そしてwifiなどのネット環境下でないとその確認操作ができなくてログインできなくなり一番大事な有料会員用の地図ページまでたどり着けなくなるのです。よって、定置網位置などが載っている有料会員向けの詳細海図画面が見られなくなるのです。これは致命的で 単独航行中だと、最低最悪ですぞ! 去年は単独航行中でしたが、今回は大勢でしたし、地元地理情報をよくご存じの方が一緒でしたから大事に至らずに済みましたが。。。

去年2021年は徳島沖で起こり、今年2022年は江の島の目前でした。

私はIpadとIphoneの2台持ちで、Iphoneのほうは海図を更新せずに2022年4月の情報のままになっていたので定置網の位置が確認できましたが、Ipadだけで更新操作が中途半端なところで止まったままなら網情報無しになってしまうところでした。やはり電子機器には頼り過ぎないように、単独自艇で日本を回る前には必要情報は紙の海図に書き写しておくようにすべきだと肝に銘じました。

弱点はあっても 情報修正にかなり時間がかかって結局不正確なままナビオニクスと違って new pec smartはまだましです。メールでニューペックスマートに海図情報の記載漏れがあると不具合を指摘したところ今回の7月更新でちゃんと反映されてました。ブログで秋田港にある風力発電所が突然現るとの記事を読んで、海洋情報部トップページ|海上保安庁 海洋情報部 (mlit.go.jp) から調べたり 秋田県に問い合わせたところ、去年7月の水路情報の小改正で海図更新情報が上がっているのに2022年4月のnew pec smartには全く反映されていなかったのです。

(自艇の場合は航海区域を『沿海』にしてしまったので毎週金曜日にチェックするのが大変ですが、ちゃんと海図を手書きで更新していなければなりませんね。yチャートだけやnew pec smartではもはや沿岸のときのような正式海図の法的代替にはできないそうですから。JCI本部に確認済み。)

  

秋田県には黄土色の風力発電所の灯標がこれほどたくさん並んでいるのです。巨大な風車(プロペラ下端から海面まで20mほど)が回り始めると風下に発生する乱流は飛行機のプロペラ後流や大型ジェット機の低速時乱流同様にきっと台風並みでしょうから風を推進力にするヨットの運航には影響大のはず。管轄している株式会社に問い合わせしてもヨットのことは念頭になかったとのこと。北欧の会社の風力発電機なので後方乱流に関してのデータも取り寄せたこともないとのこと。加えて、大波や戦火で倒れると港の周りに機雷を設置されたのと同じ状態になって港に出入りできなくなるだろうと航海に出る前から今から心配してしまう私。

今日の新しい言葉。 ラインオーナーズとはファーストホームのこと。 Line Hono(u)rsと複数形であることに注意。 おめでとう のCongratulationsの複数と同じで、単数形で使うものではないそうです。気をつけて覚えておかないと 折角の晴れの日に 間が抜けた恥ずかしい英語スピーチになりますので。

普段から体がレース艇要員に求められるほど機敏にはもう動けない私なのです。それが、ハチに刺されて3日もベッドレストしていて余計に筋力が落ちてフラフラの役立たず座っているだけのクルーの私を載せても 五ヶ所-江ノ島 22時間21分15秒ってすごくないですか。私が乗っていなければ、もっと速くて 総合優勝だったかも知れませんが。。。

『岸本さんは 危ないから前に来ずに 落水しないように 後ろで座ってて』

『ハイ』

不肖クルーの私はowner/skipperと他のクルーにただただ感謝。

あ~、落水しなくて良かった。落水だけは絶対にしないようにと ヨット上をイノシシになったつもりで四つん這いで這いずりました。遅くても良いから、落ち着いて、考えて動け、絶対に落ちるなと ずっと自分に言い聞かせてました。

2022年7月23日(土曜日)の早朝 水面から見上げる 雲の上に突き出した神々しい富士山 と 相模湾水平線(地平線?)から正に昇ろうとする日の出 と 千葉鋸山まで 360度を見渡せる素晴らしい絶景 映画のようでした。 時速15ノットで走りながら見せてもらった あの景色は サブイモ(標準語では鳥肌)ものでした。 敢えて写真を撮らずに脳裏だけに焼き付けました。

これぞkazi社の絶景として取り上げて欲しかった。

『美しい日本』です!

この言い回しは 安倍総理が居ないと とても寂しいですね。

黙祷。

安倍総理の国葬に賛成します。

7月26日追記 パールレース思い出した番外編:

1.VOC志摩ヨットハーバーを出帆する直前に帽子(sunday afternoons)がないと思い込みTさんの電話を借りてまで旅館双葉のラウンジに置き忘れたと騒いで電話した。それなのに、諦めて予備の帽子で艇に乗り込んだら、自分の背中にその帽子がついていた。 単に アゴ紐が長くなっていて背中に背負っていただけでした。(Tさんと旅館双葉さんお騒がせしてごめんなさい)。

2.鼻水をズルズルとすするのが嫌なので、帆走中にデッキで自分のハンカチで鼻をかんでいたら、『汚いですね~』『嫌われますよ~』とOさんからのご指摘。欧米ではハンケチで鼻咬むのは当たり前なんですが、、その代わり私はポケットチーフでは鼻咬みませんし、鼻咬み用のハンカチと汗吹き用のハンカチ・タオルは分けています。(たまに間違えて逆ので鼻咬みますが。。。)(家族にも鼻をかんだティシューペーパーが医療廃棄物なんだから お父さんは汚いと言われてますが。。。)イギリス人も私も廃棄物扱いなのかな~。

3.今回新品のモンベルの膝あて 品番1125118を初めて使ってみた。軽量にするためか膝のクッションパッドが柔すぎて私には合わなかった。MUSTOの80047は縫製が良くなくて端っこから糸がどんどんほつれていく、かつ 重くて膝から少しづつずり落ちるが、やっぱりパッドがしっかり効いているmustoのほうが良かった。ずり落ちてくるのでちょうど向う脛をカバーしてくれてケガの予防にもなる。今回は軽量化のためにモンベルの小さいのにしたが、22日の出帆前にコンパニオンウェイの入り口で躓いて左足の弁慶の泣き所を打ち付けて少し血が出て腫れた(今でも痛い)。モンベルでなくてムストーを持ってきていればケガはなかったはずと思ったが後の祭りでした。

4.長時間硬いデッキに座っていると尾てい骨2か所が痛くなった。もう少しお尻にパッドを入れる方法を考えよう。 昔ながらの猟師の毛皮のは濡れると使えないし、厚手のオムツも濡れると使えないし、自艇なら古い救命胴衣を座布団にするのですが、レース艇のはそんなことできないし。。。ハンティング用の携帯(お尻のベルトに取り付けたまま)の迷彩柄発砲スチロール座布団かな。:)

5.パールレース中、黒潮に乗っかると、その海は青かった。沖縄の座間味・宜野湾回航のときのような青い海に感動しました。

 

 

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プロフィール
元ヒコーキ野郎

2023年10月現在、忠臣蔵で有名な播州の片田舎に住む。GOING GREENな農民。趣味は狩猟・射撃・釣り・カヌー・ヨット・航空機操縦・アマチュア無線(JE3LJK)・薪ストーブ。ヨットで2023年中に日本一周、コロナ収束後にシングルハンド世界一周を目指しています。最近特に凝っているヨットを中心に、日頃の感謝とボヤキを綴ります。少しだけ政治や世相も批判しますがどうかお許しください。(プロフ写真は最初に飼った鳥猟犬ブリタニースパニエルのベッカム号)

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